YUHAKUの工房が設立されたのは、2006年になります。ブランド名の由来は、創業者である仲垣友博の名前「友博」から来ており、音読みをすると「ゆうはく」になるため、それをさらにローマ字にして「YUHAKU」とした、とのことです。
まだ創業から10年ちょっとのブランドながらも、その製品の芸術的なセンスの高さや、染色技術が評価され、国内のファンだけでなく、海外のマニアからも注目を集めています。
商品の特徴は?
YUHAKUの商品の特徴は、なんといっても、豊かな色彩にあります。
何重にも色が塗られているような独特のグラデーションと色ムラは、本当にハッと息を飲んでしまうような美しさで、まるで芸術作品のようです。
色を重ねて塗ろうとすると、普通は、最終的にくすんだような、黒ずんだような印象になってしまったりするのですが、YUHAKUの場合は、それがありません。
それは、最初から最後まで100%、液体の染料による色付けを行っているからだとのこと。素人が聞いても、それの何がすごいのかって、よくわかないかもしれませんが、実はこの技法って、染色界の常識を覆すようなことなのです。
YUHAKUの商品に独特の奥行きと透明感があるのは、この、他にはない画期的でハイレベルな染色技術を持っているからです。
また、YUHAKUの商品は、見た目が美しいだけでなく、色落ちしない、という堅牢性も持っているところが魅力です。
美しいものは、とかく、儚かったりしますが、YUHAKUの商品はそういった点も見事にクリアしています。
購入層や価格帯は?
YUHAKUの商品を気に入っている人は、ありきたりなものじゃつまらない!人とは違う、芸術性の高いアイテムを身に着けていたい!と考えるような、強いポリシーや個性を持っている人です。
そのため、YUHAKUは、浅く広く知られている…というよりも、ピンポイントながらも、ファンから深く愛されている、といった印象です。
商品の価格帯については、わりと幅が広いのですが、長財布の場合は、4万円代〜8万円くらいまでのものが中心です。
一般的な財布の価格が、2〜3万円前後であるということを考えると、少し高めに設定されていますが、何より、他にはない、絶妙な色彩の美しさに魅せられているという人にとって、これくらいの出費は当然…!といった感じでしょう。
世間の評判は?
YUHAKUの財布を使っている人は、本当にYUHAKUの虜になって購入を決意していますので、悪い評判は、ほとんどありません。
アンチが存在するほど、市民権を得ているというわけでもなく、知る人ぞ知る、というポジションにあるので、基本的に評価は上々です。
染色技術ばかりに話題が集まってしまいがちですが、実はコバ処理などの技術も巧みで、耐久性も高いと、評判になっています。
強いて問題点を挙げるなら、色に関して個体差が大きいと感じる場合があるという点ですが、これは1点1点、手作業で染め上げているが故に起こっている問題ですから、むしろ、自分の財布は世界に1つしかないのだ、というように、前向きに解釈するのが正解でしょう。
おすすめの商品
YFC114 ラウンドファスナーウォレット 69,120円
最高品質を誇るタンナー、レーデルオガワの水染めコードヴァンと、YUHAKUの手染めの融合したララウンドファスナーの長財布です。
ベーシックな仕様と落ち着いた表情の内装革が、コードヴァンの艶をより一層引き立てます。
紙幣収納50枚程、12枚収納のカードポケット、領収書などが納まるスペースも2つ。
ユハクの人気商品です。
YVE110 長財布 56,160円
YUHAKUの代名詞ともいえる手染めの中でも、透明感を感じさせながら絵画のような深みのある表情が美しい、ベラトゥーラ技法による染色を存分に味わえるシリーズです。
紙幣収納30枚程、6枚収納のカードポケット。さらに幅の広いコインポケットも備える。高い収納力に対し厚みのでない設計で、シーンを選ばずに使うことができます。
どこで購入できる?
YUHAKUは、現在のところ、直営店を1軒しか持っていません。全国的に探せば、商品を取り扱っている店は、それなりにありますが、その存在はレアなものとなっています。
ただ、公式サイトには、商品の購入ページがありますから、まずはそちらを覗いてみて、気になる商品が取り扱われているかどうか、確認をしてみましょう。
まとめ
国内外から、その染色技術の高さで評価を得ている、YUHAKUについて、ブランドの特徴や魅力をお伝えしてきました。
財布にしてもバッグにしても、相場より少し高めの値段が付けられているブランドになりますが、独特の美しい色ムラとグラデーションが楽しめるなら…と、虜になって、商品を購入しようとするファンは後を絶ちません。
これから間違いなく、成長していくブランドですので、今のうちから注目しておいてください。