フラットヘッドは、1996年に小林昌良氏が創業した、日本のブランドです。
長野を拠点としているアメカジショップである、デザートヒルズマーケットのオリジナルブランドとして誕生したという経緯があります。
フラットヘッドでは、古き良き時代のアメリカのモノ作りを理想としています。それを「今」と融合させよう、というのが、フラットヘッドの持っているブランド理念なのです。
フラットヘッドは、商品を購入してもらった時点では、達成度的にはまだ5割である、というような考えを持っています。
それをユーザーに着てもらって7割、さらに、喜んで着込んでもらってこそ、ようやく10割になる、と考えているのこと。
商品=消耗品ではなく、長く着てもらえる、使ってもらえる、価値のあるモノを…という意気込みが、このブランド理念には集約されているのです。
商品の特徴は?
古き良きアメリカのモノづくり精神を大事にしている、というだけあって、フラットヘッドの世界観は、上品な大人のアメカジ、といった感じになっています。
デニム系のアイテムも多く、Tシャツやボタンシャツなども、デニムを履くことが前提で、それに合わせてデザインされている、といった印象です。
アメカジというと、カジュアルで、ラフで、安っぽいような印象を持ってしまう人もいるかもしれませんが、フラットヘッドの場合は逆で、ちょっと近寄り難いような、高級感溢れるオーラが特徴的です。
財布に関しては、現在、展開されているものだと、いずれの商品にも、独特の流曲線が施されており、これがフラットヘッドらしい、アイコンとなっています。
パッと見は、アイウェアを入れるためのケースなのかな?というようなフォルムをしているのですが、間違いなく財布なのです。
この「おやっ?」と目を惹く感じが、セレブっぽいオシャレ感を演出してくれるのです。
購入層や価格帯は?
フラットヘッドの財布の価格帯は、ちょっとギョッとするようなラインに設定されています。10万円、20万円を越えてくるのは、当たり前で、中には30万円を越えているものもあります。
10万円以下で入手するためには、セールのタイミングを狙うしかないでしょう。
あるいは、中古品であれば、3万円程度でも入手することができたりします。
購入層は、アメカジ系のファッションを好む人々です。
洗練されていて、本格的な品質のブランドを好む、情報通で良識のある大人なメンズが中心といったところでしょう。
世代的には、20代〜50代くらいと、幅広くなっています。
世間の評判は?
フラットヘッドは、高い!と思われているようですが、とにかくこだわりがハンパないブランドなので、品質を考えれば、それも仕方ないだろう…、とも語られており、世間の人々は、そのクオリティの高さや、ブランドの持つ力を、素直に認めているようでした。
中古品も多く出回っており、消耗されてしまわずに、中古であっても欲しい!と思う人が現れるというのは、確かにブランドとして、スゴイことです。
オススメの商品は?
革の世界でダイヤモンドと呼ばれている、透明感のある皮革素材、コードバンが贅沢に採用されているロングウォレットです。
コードバンの財布というと、基本的に革の表情を主役に据えたようなものばかりなので、このようにデザイン性の高い特殊なフォルムに仕上げられているのは珍しく、それだけでも価値が高いと言えるでしょう。
圧倒的な存在感を放っている、クロコダイル×コードバンの長財布です。
日用品というよりも、これはもはや、芸術品と呼ぶにふさわしいでしょう。ブラックと渋いレッドとのコラボレーションも絶妙です。
1匹のクロコダイルからたった1つしか採取できない、クラウンと呼ばれる部位が使用されているため、25万円という値段であっても、これは納得せざるを得ません。
どこで購入できる?
フラットヘッドの実店舗は、長野を拠点としているだけあって、信州地方に多く存在しています。
東京にも多く店を構えていますが、それ以外となると、どうしてもショップが少なくなってしまうので、なかなか実際に足を運ぶことが難しい…という人は、オンラインストアを頼ってみてください。
楽天や、ヤフーショッピングなどでも、販売が行われていますし、公式サイトがそのままオンラインショップになっているので、ここで購入をすればスムーズでしょう。
まとめ
フラットヘッドは、長野県で誕生したアメカジ系のこだわりが強いブランドです。
財布の価格帯が、10万円を余裕で越えているなど、経済的にかなり余裕がないと、手を出すのは難しいかもしれませんが、中古品が出回るくらい、需要の高いブランドですので、思い切って購入を決意してみて欲しいところです。
よく価値がわからないまま、人気があるから、という理由だけで海外のハイブランドに手を伸ばそうとするよりも、確かな品質のものを生み出しているメイドインジャパンなブランドに注目してみてください。