僕は元々、革の財布というものには、そんなに興味が無かったんです。ただ、彼女が革製品愛好家で、メールでも「今も革の手入れをしてた」とか「財布の革を磨いてたところ」なんて、よく言っていたので、そんなに愛着が湧くものなのかな…と。
彼女が使っていたのは、イタリア産の財布だったのですが、それなら僕は日本製で対抗してやろうということで、色々調べていたところ、ココマイスターに辿り着きました。
この財布の気に入っているポイント
彼女の使っている財布は、革製品といっても、あまり大人っぽくないというか、ツルンとしていて、可愛らしい印象なんですよね。
その点、僕の財布は、同じ革製品でも、表面に独特の凹凸があって、かなり大人っぽく、渋いというか、エレガントな印象なんです。
僕の思い描く、「大人が使う革財布」の印象に一番近かったのが、このシリーズだったので、「マルティーニ」の財布にしてみました。
この独特の凹凸は、革業界では「シボ」というらしいですね。
このシボは、あった方がいい、という人と、無い方がいいという人とで、おそらく好みが分かれるところなのでしょうが、僕個人の好みにはどストライクでハマりました。
ちなみに、マルティーニという革は、最初、仕上げの段階でマットな質感が出るよう、調整されているようなんですが、使い込んでいくうちに、光沢が出て来るという話を聞きました。
同じ雰囲気の「マットーネ」という革は、最初から光沢感があるそうなんですよね。マットな状態と、ツヤのある状態、両方を順を追って楽しめる、という意味では、マルティーニの方がお得なのかな、と思いました。
ココマイスターは、メイドインジャパンならではの、作りの丈夫さ、丁寧さがうかがえるブランドで、僕はそこもとても気に入っています。
財布の内側に使われている革も、高級感があって、自分しか見ることがない、というのはもったいないな、と思ったほどです。
ブランドのロゴマークも、主張し過ぎておらず、内側にさりげなく入れられているところが、日本人らしいというか、控え目でいいなぁと思いました。
海外の有名ブランドの財布は、いかにも「◯◯です!見てください!」という感じが強くて、個人的にはあんまり好きじゃないんですよね。
マルティーニ クラブウォレットを実際に使用してみた感想
僕は、彼女がやっているほど、丁寧に革を手入れしてやったり…ということはしていないんですが、既に強い愛着を感じ始めています。
使い込んでいるうちに、古くなっていく…んじゃなく、味わい深い財布へと、成長してくれているような感覚があって、革製品にハマる人の気持ちがわかってきました。
時間が経つほどに、価値が下がるんじゃなくて、上がっていくんだって考えると、革製品って、不思議ですよね。
大人っぽくて、味があるので、バッグから取り出す時も、誇らしい気持ちになります。
財布を使うシーンが増えて欲しい、なんて自然に思ってしまいますね。近所のコンビニへ買い物に行く時なんかは、あえて財布だけ剥き出しで持っていったり…ということも、以前はやらなかったのに、やるようになりました。
とにかく、革の質と、ブランドの雰囲気にこだわって購入した財布なんですが、機能的にもバッチリで、申し分ありません。
周囲がジップで囲まれていて、しっかり閉まるタイプにしたので、中身が落ちてしまうような心配も一切ありません。
小銭入れも広く、しっかりスペースが取られていますし、カードも8枚ほど入れられて、さらにはフリーのポケットもあったりと、収納力も抜群です。
コンパクトでスリムなことが売りの財布も気になりましたが、やはり大きい財布には、たくさんのお金が舞い込んできそう…というイメージもありますし、大は小を兼ねますからね。
重厚感のある財布は、下手をすると野暮ったくなってしまいそうですが、この財布は、革の質が大人っぽくて渋めなので、いい感じで中和されて、ちょうど良いバランスに落ち着いていると思いました。彼女も、イイね!と言ってくれています。
まとめ
独特のシボが美しく、経年変化が期待できるタイプの、マルティーニシリーズ「クラブウォレット」について、使用感や気に入っているポイント等をレビューさせてもらいました。
革製品に挑戦するのは初めてでしたが、ココマイスターは、デビューを飾るのに向いているブランドだったな、と思います。
メイドインジャパンなので、作りが丁寧で、細かいですし、万が一、故障などがあった場合も、日本のメーカーですから、安心っていう部分も大きいと思います。
急成長を遂げているブランドっぽいので、先物買い的な感じで…、早いうちに購入することができてよかったな、と思います。これから、どんどん使い込んでいきたいです。