万双は、1995年に創立した、日本のブランドです。
メンズ向け革製品のブランドは、その多くがデパートの紳士フロアなどで、まとめて売られていたりしますが、万双に関しては、まるでその存在が幻であるかのように、希少価値が高くなっています。
なにしろ、東京に2件しか店舗がないので、普通に暮らしていたら、お目に掛かることすら難しいのです。
しかし、万双の革製品のクオリティの高さは、その世界の人々の間では、かなり有名。
頻繁に流通しているわけでもないのに、マニア達が談義や論争を行う際には、必ず万双の名前が登場するというほど。
ネットを通しての評判は、口コミなどで、確実に確かな地位を築きあげてきたブランドなのです。
商品の特徴は?
万双の財布の特徴は、何といっても、品質が高い!ということでしょう。
特に職人達の商品製作に掛ける情熱やこだわりがハンパなく、そういった気質が、お目の高い男性の心を虜にしているというわけなのです。
注目すべきは、万双がオリジナルで開発しているという、双鞣和地(そうなめしわじ)というレザーでしょう。
ブライドルやコードバンなどの定番も取り揃えられていますが、万双の真の魅力を知りたければ、この双鞣和地を一度、味わってみるべきです。
なにしろ、6年もの月日を掛けて完成させたというほどの皮革素材ですから、気合いの入り方が違います。
同じようにクオリティが高い、国内の革製品ブランドでいうと、ガンゾやキプリスなどが挙げられていたりしますが、万双は、そんな中でも、商品に漂っている「渋い」テイストが特徴的。
ガンゾは、万人ウケするようなオーソドックスなデザインが魅力的。
キプリスは洗練されていて、ややシャープな雰囲気を出そうとしているイメージなのに対し、ガンゾは職人自身の趣味趣向が色濃く感じられるので、良い意味で、手作りっぽい温かみも醸し出されています。
30代後半くらいの男性から、似合ってくるようなテイストで、ミドル層や、シニア層のメンズに、特にオススメができるブランドです。
価格帯や購入層は?
万双の価格帯は、決して安いわけではありませんが、品質の素晴らしさを考えると、リーズナブルであり、かなりコスパが良いと言われています。
長財布の場合で、大体3万円前後が中心といったところです。
クロコダイルレザーの場合は、グンと値段が上がるのですが、これは特別希少価値の高いレザーだからです。
購入層については、ベテラン世代の大人な男性が中心です。
デパートで見掛けた適当な財布を、「これでいいや」と、安易に購入するようなタイプの層ではなく…、ネットなどで、自身の納得するアイテムを細かく調べ尽くすような人が、ようやく辿り着くような、「違いのわかる」大人向けのブランドであると言えます。
世間の評判は?
万双の財布に対する世間の声は、とにかく品質が良い!ということに尽きます。
やはり、よく名前を出されて比較されているのは、ガンゾですが、ガンゾも日本国内最高レベルと言われている革製品ブランドなので、同様のレベルで評価されているということは、それだけ、万双が世間の人々を納得させているということです。
オススメの商品は?
万双の真価が発揮されている、オリジナルのレザー「双鞣和地」による長財布です。
この独特のテイスト、渋いながらに艶っぽい光沢があり、適度な美しい色ムラに魅せられる感じを是非、味わってみてください。もちろん、経年変化を楽しむこともできます。
代表的な色は、ナチュラルなヌメっぽい色ですが、実はカラーバリエーションが豊富なので、よく吟味してください。
革の世界でダイヤモンドと称されている、光沢が美しい皮革素材、コードバンによる二つ折りの財布です。
コードバンは、独特の透明感が魅力的で、清潔感があり、上品な紳士に向いている、ビジネスシーンにピッタリの素材と言えるでしょう。
万双ならではの、ハイレベルなステッチの技術にも注目してください。カラーは2色で展開されています。
どこで購入できる?
万双は、実店舗の少ないブランドになるので、東京近郊以外の人が、入手をしようとしたら、ネットを頼るというのが正攻法になります。
公式サイトにアクセスすれば、オンラインストアの方に直結していますので、そちらで、気になる商品を見つけてみてください。
在庫は切れている場合もあるかもしれませんが、定番の商品は、待っていれば補充される可能性が高いので、簡単には諦めないでください。
まとめ
以上、マニアが注目する、職人のこだわりが強い日本のブランド、万双について、特徴や魅力などをお伝えさせてもらいました。
とにかく品質が良い上に、価格も良心的、ということで評判が良いブランドなので、是非、若いうちから注目しておきましょう。