印傳屋は、1582年という、とんでもない昔に創業している、「印伝」工芸の老舗ブランドです。
設立されてから、400年以上も伝統を紡いで来ているという、他とは桁違いの超老舗ブランドということになります。
出典:http://www.inden-ya.co.jp/lite/index.html
「印伝」自体は、甲州地方で受け継がれているのですが、その発祥の地はインドです。
南蛮貿易が盛んな17世紀頃に、東インドの会社から輸入された装飾革に『インデヤ革』と呼ばれるものがあり、印度伝来のものであったことから、それを略し、印伝と呼ばれるようになったのが、始まりである、とのこと。
1987年に印伝は、経済産業省から、伝統工芸品に認定されました。
印傳屋の印伝は、日本人の生活を彩る、実用的な美品として、希少な革工芸の文化を伝える担い手になっているのです。
商品の特徴は?
印伝の大きな特著は、「漆」と「鹿革」です。この2つが出会ったことにより、印伝は生まれているのです。
漆の語源は、「潤う」であり「麗しい」でもあります。時が経つほどに、独特の味わい深い光沢を放つ漆が、鹿革とコラボレーションを行うことによって、印伝は特別な輝きを放ちます。
鹿の革は、柔らかくも丈夫で、人の肌に最も近い、などと言われています。使い込むほどに手になじみ、自然な感触をいつまでも楽しむことができるのです。
そして、なにより、漆に描かれる美しい模様…、これこそが印伝の価値を決定づけています。
日本で古くから親しまれてきた、自然の風景や四季折々の美しさが、印伝の模様には息づいています。
昔懐かしい感じがするのに、幾何学的で、逆に近未来的な雰囲気も漂っているという、何とも言えない絶妙なテイストが、印伝の真の魅力です。
価格帯や購入層は?
印傳屋の財布は、希少価値の高い伝統工芸品なので、驚くほど高価…なのかと思いきや、決してそのようなことはありません。
価格は、一般的な革の財布とあまり変わらず、むしろリーズナブルと思えるほどです。
しっかりとした作りの財布であっても、せいぜい2万円台くらいまでで入手が可能となっています。
もう少し作りの簡単な小銭入れ程度であれば、1万円を切っている場合もあります。
購入層は、伝統的な渋いテイストの財布に興味を示す大人の男女です。
40代以降のミドル層や、シニア層からの需要も高くなっています。地域に密着した伝統工芸品なので、旅行のお土産としても売れていくようです。
世間の評判は?
印伝は、国から伝統工芸品に認定されていることもあり、確かな価値を持っている商品として、世間の人々から一目置かれているようです。
楽天などにも公式のショップがあるので、こちらでレビュー等をチェックできるのですが、ほとんどの人が4点以上の高評価をつけています。
また、未成年の若い男性も、印傳屋の財布に興味を示していました。
渋過ぎるので、世代的に合わないかもしれない…ということを懸念していましたが、それでもつい惹かれてしまう深い魅力が印傳屋の商品には漂っているということでしょう。
オススメの商品は?
楽天で満点評価を連発している、印傳屋の代表的な長財布です。網代とは、いわゆる編込みが施されているタイプのテクスチャーになります。
海外のハイブランドで、レザーの編み込みを行っているところもありますが、まずは、日本発の歴史ある伝統工芸品に注目してみてはいかがでしょうか?
和風過ぎることもなく、スーツスタイルに違和感なくなじんでくれるところが魅力です。
印傳屋が有している隼人というシリーズの二つ折り財布になります。
日本の伝統的な柄と、シックな黒の漆が、絶妙にマッチしていて、大人のメンズに似合う、洗練された雰囲気を醸し出してくれています。
小銭入れは付属していないので、カードとお札だけをスタイリッシュに持ち歩きたいという方にオススメ。同シリーズで他のモデルもあるので、注目してください。
どこで購入できる?
印傳屋の直営店は、地元山梨の本店以外となると、青山、心斎橋、名古屋に存在しています。
実店舗で購入しようと思うと、近郊に住んでいなければ難しいので、そうでない人は、ネットショップを頼るべきでしょう。
楽天やアマゾンなどで購入することができるので、使い慣れているサイトを利用してみてください。
ネット経由で購入するのに抵抗のないブランド力と価格設定なので、オススメです!
まとめ
以上、こちらの記事では、日本で1582年から続いている伝統的な工芸品を生み出すブランド、印傳屋について、特徴や魅力、世間の評判などをお伝えさせてもらいました。
鹿の革や漆という、独特のテイストと、鮮やかな和柄が織り成す、ハイレベルな美しさに魅せられてみてください。
海外のブランド品に手を出す前に、日本国内の伝統工芸品に注目するというのは、大人として是非、狙って欲しい道筋です。