コードバン財布の手入れ方法と、おすすめのメンテナンス用クリームを紹介します。
コードバンのお手入れ
コードバンの財布を購入後、しばらくは、柔らかい布で乾拭きをする程度のお手入れでOKです。
使い始めの頃にクリームやワックスを使用してしまうと、逆に曇りが出て、ツヤ感を落とすことになってしまうからです。
その後、時間が経過し、表面がカサついてきたら、栄養補給を目的としたクリーム等でお手入れをしましょう。
汚れ落としの成分が入っているものは、控えた方が良いです。
化学繊維のものではなく、綿100%の柔らかい布で、ごく少量を表面に塗布します。
均一にムラなく塗り込んだら、あとは乾拭きを行う、といった具合です。
ちなみに、クリームに含まれている蝋の成分が、お手入れ後に多少残ってしまったりもしますが、これは革の奥へ浸透するのに時間が掛かっているためであり、使用しているうちに馴染んでくるはずなので、心配いりません。
メンテナンスしながら2年ほど使用したコードバンがこちらになります。
数年使っていても、キチンとメンテナンスをしていれば、こんなにも艶やかな財布に仕上がります。
コードバンに最適なクリーム、ワックス
コロニルシュプリームクリーム
販売数が12万個を突破しているという、リピーター続出のクリームになります。
コードバンのように、ツヤっとした輝きが何より大事である皮革製品には、このコロニルのクリームが必須となってくることでしょう。
使い方はカンタンで、布などでクリームを薄く塗布し、あとは乾拭きをするだけです。しっとりとした潤いを与えることもできるので、重宝するはずです。
columbus(コロンブス)コードバンクリーム
こちらは、コードバンの風合いを保つために必要な、カルナバなどのワックス成分が多く配合されているクリームになります。
革本来の輝きや潤いを与えてくれるためのアイテムで、コードバンの財布やバッグや靴を持っている人にとって、心強い味方となってくれることでしょう。
コロンブスは、1919年創業ですから、100年も前より、靴用品のメーカーとして存在している超老舗ブランドになります。
クリーム以外の便利なメンテナンス用品
コロニルポリッシングクロス
こちらのポリッシングクロスは、レザー製品を傷つけずに安心して使えるコットン製の1枚布としてオススメができます。
革製品やスムースレザーなど、全般に使うことができるので、1枚持っておくと重宝することでしょう。
この布で革を愛でていると、次第に艶が出てくるはずです。クリームを塗布するのにも使えますし、乾拭きにも使うことができます。
価格も500円程度とリーズナブルなので、普通のハンカチを買う感覚とあまり変わらずに購入することができます。
コロニルシュプリームプロテクトスプレー
こちらは、防水処理と防汚処理がメインの用途となっているスプレーです。
フッ化炭素樹脂が主成分となっているので、表面に皮膜を張ることがなく、通気性を損ないません。
内部の皮革繊維にまで浸透して、高い防水効果を発揮するため、お手入れの最後ではなく、クリームを塗る前の下処理として使うのが正しいです。
月に1〜2回程度の使用を目安としてみてください。
コロニルファインポリッシングブラシ
ブラシがあると、革製品のお手入れはグンと楽になります。
装飾が凝っている部分や、切込みなどが細かい部分になると、Tシャツの切れ端なんかでは、完璧に汚れを取ることが難しくなってしまうわけです。
しっかりとホコリを取ることができますし、指を汚さずスムーズにクリームを塗布することもできるので、一度ブラシを使ってしまうと、もう後には戻れないことでしょう。
人気のコードバン財布
コードバンと言ってもその品質は様々です。安いコードバンの財布であれば1万円、高いものだと10万円を超えるものもあります。
こちらでは人気の高いコードバン財布をご紹介します。
マイスターコードバン スカイスクレーパー
コードバンの中でも、奥行きのある気品と、透明感が感じられる、由緒正しき水染めのコードバンになります。日本が誇る職人の技術をたっぷりと堪能してみてください。
色気のある、大人の男性にふさわしい、ココマイスターの優秀作になります。
カラーは、ブラックとボルドーワインの2色で、いずれもコードバンの魅力を味わうのに最適な色となっています。
コードバンクラシック シャーラック
英国の馬具をイメージしたかのような、独特の蝋仕上げが施されているコードバンになります。
コードバンでありながら、ブライドルのような、アンティーク調の魅力を味わうことができるのです。
カラーは、クラシックブラックと、クラシックボルドーの2色展開となっています。
洗練された紳士のための格調高いアイテムといった感じです。
シェルコードバン ジョンブル
米国で名門タンナーとして名高い、ホーウィン社によって製造されているシェルコードバンです。
極限まで自然の風合いが生かされている、というところが魅力的。使い込むほどに、どんどん、自分らしい味わいのある色へと深まっていってくれるのです。
カラーは4色展開となっているのですが、注目すべきは内装のカラーにも落ち着きがある、というところでしょう。