オトナの男が使う革と言えば「コードバン」だろう、というフレーズを友人の誰かが言っていたので、コードバンの財布が猛烈に欲しくなり…。コードバンの財布を多く扱っているブランドを中心に探していたところ、ココマイスターの存在を知り、この財布に決めました。
コードバンの経年変化がお気に入りポイント
最初からコードバンの財布にしようということは決めていたのですが、このシリーズの商品に関しては、最初、僕の思い描いているコードバンの雰囲気とはちょっと違うな、と思ったんです。
コードバンって、馬の肌の質感のように、ツヤっとしていて、滑らかで、光沢あるものだと思っていました。
その点、このシリーズの財布の革は、粉の噴いている感じがあったんですよね。ですから「これはコードバンじゃないだろう」と、最初はスルーしそうになっていたんです。
どちらかというと、別シリーズとして展開されていた「ブライドルレザー」の雰囲気に近くて、全く興味を持っていなかったのですが、このシリーズは、使い込んでいくうちに、真のコードバンらしい表情に近づいていく、という話を聞いてから、一気に惹き込まれました。
新品時はコードバンのような「らしさ」を持っているということじゃなく、少しずつ、少しずつ、経年変化を遂げることで、真のコードバンの美しさが見えてくるというところに、特別感や、本気感、ロマンを感じたんですよね。
ちなみに、色は、ブラックにしました。「黒」とか「ブラック」ではなく、「黒鹿毛」というカラーネームが付いていて、そこにも独特の色気を感じました。
ブラウンタイプの「鹿毛」もよくて、2択でかなり迷ったんですが、やはりコードバンらしい魅力を最も感じられるのは、黒だろうと思ったので、黒鹿毛の方を選びました。
こちらの財布、使い始めてから1ヶ月ほどで、表面に白く浮いていたロウが取れ始め、僕の思い描いていた、コードバンの輝きを見せてくれ始めました。
そして見てください!2年ほどたった現在はこんなに輝いています。
触り心地も滑らかで、ずと撫でていたくなる感じです。ここから、もっともっとツヤを増していくんだろうなぁ、と期待しています。
コードバンは、「革の宝石」と言われているみたいですが、本当に、その名の通り、毎日眺めるのが愛しくなる財布です。
内装のヌメ革の経年変化もお気に入り
僕の購入した、このコードバンの二つ折り財布は、内装がヌメ革です。
内部も黒で統一されている財布の方が、高級感という意味では上なのかな、と思いましたが、僕としては、内装はヌメの鮮やかなベージュも込みの方が、都会的な雰囲気があっていいと思っています。
コードバンの雰囲気自体が、かなりシックな印象なのですが、それに対して、淡い色の内装がいいアクセントになっていて、ギャップというか、二面性を見せてくれているのが、アリだなと思うんです。
それに、ヌメ革はヌメ革で、顕著な経年変化が楽しめるタイプの革になるので、コードバンとはまた違う表情を楽しむことができて、お得ですよね。
これが新品時のヌメ革です。先ほどの現在の財布と比べると、だいぶエイジングしているのが分かりますね。
コードバン二つ折り財布を実際に使用してみた感想
カードポケットは、4箇所…と思いきや、お札入れの部分にも実は2箇所ついているので、合計6枚分の収容が可能です。
6枚あったら、わりと充分ですし、それ以外にフリーの隠しポケットなんかもあるので、コンパクトそうに見えて、結構余裕があります。
あと、僕がいいなと思っているのは、小銭入れの使いやすさです。
ホックタイプなので、ワンタッチでジップよりも素早く開けることが可能ですし、口が手前に大きく伸びるように開くので、見やすいし、取り出しやすいしで、不便を一切感じさせません。
高級感のある財布でも、使い勝手が悪かったら、ストレスを感じてしまいますからね。
その点、ココマイスターは、使っている革が上質というだけでなく、利便性も追求しているので、本当に優秀なブランドだなと思いました。日本の職人さんが設計をし、縫製をしている、という点も大きいんでしょうね。
まとめ
ココマイスターで、コードバンの二つ折り財布を購入したので、気に入っているポイントや、使用感などに対する感想をレビューさせてもらいました。
最初の表情から、徐々に変化していくコードバン、オススメですよ!人見知りの彼女の心を徐々にほぐしていって、最終的に手なづける…的な喜びをイメージしてもらうと、この革の魅力がわかってくるんじゃないでしょうか。あるいは、臆病な性格の猫を飼いならすイメージでもいいです!
使い込んでいくうちに、だんだん、本来の革の美しさが顔を出すという、ストーリー性が感じられる財布だったので、僕はすっかり虜になりました。
この変化を楽しみたいが故に、もう1つ同じシリーズの商品が欲しい!と思ってしまうくらいです。