ルイヴィトンから展開されている素材のシリーズに「タイガ」というものが存在します。
タイガのことを理解する前に、ルイヴィトンの財布には、大きく分けて2つの方向性が存在するということをご説明しておきましょう。
出典:https://jp.louisvuitton.com/
まず1つ目は、ルイヴィトン「らしさ」が全面に押し出されているパターン。
代表的なのは、有名な「モノグラム」と言われるものです。
「L」と「V」に加え、家紋のような「星」と「花」が散りばめられている、いかにもザ・ルイヴィトン!な模様がそれにあたります。
また、「ダミエ」と呼ばれる、市松模様の柄も、モノグラムほどではありませんが、ルイヴィトンらしさが強調されているシリーズにカテゴライズされます。
これに対し、2つ目は、ルイヴィトンらしさが、あえて控え目に施されているパターンです。
そして、「タイガ」はこちらに分類されます。このヴィトンらしさがないパターンとして人気となっているのが「タイガ」や「エピ」と呼ばれるシリーズなのです。
エピには、麦の穂が流れるかのような、波打つ横長のラインがエンボスされているのに対し、タイガには、細かいシボのような粒状の模様が刻まれています。
タイガは初のメンズラインとして、クールなテイストを好む男性達からの高い支持を得ています。
ちなみに、タイガとは、ロシア語で「地方の針葉樹林」を意味している、とのこと。
その名の通り、シベリアの温度の低さを思わせるかのような、クールでスタイリッシュな仕上がりが、タイガの魅力となっています。
つや消しをしたような、マットな質感が特徴的で、日常において、どうしてもついてしまう傷が目立ちにくいという利点もあります。
その他のラインよりも、ビジネスシーンにおいて、馴染ませやすいと感じる人も多いようで、タイガは、スーツ姿で通勤しているエレガントな男性や、オシャレな私服で通勤しなければならないメンズから重宝されています。
価格帯や購入層は?
パッと見は凝った模様の施されている、モノグラムの財布の方が価格が高いと思うかもしれませんが、これが実は逆で、モノグラムやダミエよりも、タイガやエピの方が実は高級です。
エンボス加工をする手間が工程に加わるので、この分の料金が加算されるというわけです。
具体的には、7万円台の財布で、8千円ほど価格が違ってきます。
8千円というと、それだけでちょっとした財布を購入することもできてしまう金額ですから、けっこう違うと感じる人もいるかもしれませんね。
つまり、タイガやエピの方が、実質高級でマニアックなアイテムということになるのです。
必然的にタイガの商品を購入する層は、ヴィトン愛好者の中でも、さらに経済的に余裕があり、他の人と同じでは気が済まない、という意識の高い人々が中心、ということになります。
世間の評判は?
タイガは、ヴィトンの中でも、ひけらかさず、飾り過ぎていないので、使いやすいと感じているメンズが多いようで、不動の人気を誇っています。
ビジネスシーンにも最適なので、オンオフ問わずに使えるというところが、さらに人気に拍車を掛けていると言えるでしょう。
シンプルに見えるけれど、実はヴィトンなんだよ、というところを狙いたいメンズが手を伸ばす傾向にあると言えます。
オススメの商品は?
収納性に優れている実用的な財布、ポルトフォイユ・ブラザは、様々な素材や柄の中から好きなものをチョイスすることができます。
タイガは、ブラックもしくは、ダークなブルーで展開されており、ロゴの刻印はかなり控え目。さりげなくヴィトン製の財布であることをアピールしたい、という人にオススメです。
ラフな休日のスタイルにも、マッチしそうな、ショートウォレットです。
こんな財布がデニムの尻ポケットから出てきたら、異性の目は釘付けになってしまうことでしょう。
主張し過ぎておらず、ひからかしてもいないけれど、高級ブランドの財布をきちんと所有している、という魅せ方を狙いたいなら、タイガが最適です。
こんな人に向いている!
タイガは、ヴィトンのことは好きだけれど、モノグラムやダミエには飽きてしまった!とか、ブランド好きをひけらかすことに抵抗を感じるけれど、威張りは効かせておきたい!なんて人に向いていると言えるでしょう。
ビジネスマン向けの、落ち着いたテイストが魅力なので、バッグなどと併せて購入を検討してみてください。
まとめ
以上、こちらの記事では、ヴィトンから展開されているシリーズ、タイガについて、特徴や魅力、世間の評判などをお伝えさせてもらいました。
シンプルで地味に見えるかもしれませんが、実はモノグラムよりも高級な上級者向けアイテムということがおわかり頂けたことでしょう。これを機に、タイガに目を付けてみてください!