ガンゾは、2001年に立ち上げられた日本のブランドです。
創業から50周年以上が経過しているような、老舗の革製品ブランドが、国内だけでも数多く存在していることを考えると、歴史の浅いブランド…?と思ってしまうかもしれませんが、ガンゾのバックに控えているAJIOKAという企業は、設立されたのが、1917年のことですから、実は創業以来、100周年を越えているということになります。
つまり、ガンゾは、それだけの壮大な歴史に支えられている、正真正銘の実力派ブランドなのです。
AJIOKAは、ガンゾ以外にも、サンローランや、ジバンシィ、コムサ、クロエなど、有名ブランドを数多く手掛けている企業です。
入手している革の質が高いのはもちろんですが、抱えている職人のレベルが段違いに良い、というところも魅力なのです。
商品の特徴は?
ガンゾの商品に、これといった尖った個性はありません。
どこまでも、オーソドックスであることを追求し、凝ったデザインや派手な演出で魅せるのではなく、あくまでも財布やバッグの「品質」で勝負しているのです。
強いていうならば、とにかく「品質が素晴らしい!」ということが、ガンゾの商品の唯一の特徴なのです。
「質で選ぶならガンゾ」というワードが、キャッチフレーズのように、ネット上でささやかれていたりするほどです。
このガンゾの持つ特徴は、本物を見極める、ということにこだわりたい、マニアックな男性に、どハマりする傾向があります。
特に、意識の高い男性になればなるほど、世間がもてはやすような、いわゆる海外系ブランドに手を出すことに対して、安易過ぎて避けたい、とか、定番過ぎて恥ずかしい、というような感覚を持っていたりするわけで。こういった人々に、ガンゾの商品は刺さるのです。
価格帯や購入層は?
ガンゾの商品は、比較的高めです。レザーの種類にもよりますが、財布の場合は3〜6万円くらいのものが中心です。
希少価値の高いレザーになると、10万円、20万円越えしているものもあります。
ブランドの知名度からすると、もっと威張りが効くものにお金を掛けた方が…なんて思ってしまうかもしれませんが、ガンゾの品質の素晴らしさを考えると、これくらいは妥当なのです。
購入層は、男性がメインです。
しっかりとした経済力があって、自分なりのポリシーを持っているような、ベテラン世代の大人に受ける傾向があります。
世間の評判は?
ガンゾに対する世間の評判は、すこぶる良いです。完成度の高さが抜群であるという評価がほとんどです。
新社会人が海外ブランドのキラキラした財布をバッグから取り出したら、調子に乗ってんなよ…!という感じで見られてしまう、なんてことが懸念されますが、ガンゾの場合は、そういった心配がありません。
若い頃から使い始め、自分自身が上司となる世代になってからも、自信を持って使っていけるであろう、といった書き込みがなされていました。
オススメの商品は?
アメリカ、シカゴにある名門タンナー、ホーウィン社で製造された、オイルレザーが採用されている財布です。
タフなワークブーツにも使われるような、クロームエクセルが魅力的。多少の色落ちはあるものの、それが味わい深く、美しい濃淡を魅せてくれます。
使い込んだ時の革の擦れや傷も、すべて味に変換していってくれるという、タフさのある財布です。
ガンゾロゴの刻印がフロントで存在感を放っていて、説得力があります。
クロコダイルというと、型押しのフェイクも多く流通していますが、こちらは正真正銘な本物のスモールクロコの革で仕立てられている財布です。
価格は、27万円ほどとかなり高価ですが、本物にしか放てない、確かな魅力と説得力がありますので、ワンランク上の品格を求めているエグゼクティブな男性にオススメ。
どこで購入できる?
ガンゾの店舗に関する情報は、公式サイト内に掲載されています。
六本木や大阪の直営店を始め、伊勢丹や高島屋など、多くの有名デパートで取り扱われていますので、最寄りのショップをチェックしてみてください。
オンラインストアも存在しますので、気になる商品があったら、そちらで注文の処理をしてしまうと、手っ取り早いかもしれません。
まとめ
以上、こちらの記事では、2001年に誕生していながら、壮大な歴史を持つ優良ブランド、日本が誇るガンゾの財布について、その魅力や特徴、世間の評判などを中心にお伝えしました。
海外系のチャラっとしたブランドに飽きてしまった、あるいは始めから手を出すつもりがない…という、意識の高いマニアックなメンズの心を虜にしているブランドです。
目立った個性はないものの、だからこそ、品質の素晴らしさが際立つという、ビジネスシーン向けのオーソドックスな財布が揃っていますので、是非とも注目してください。